気になる本とモノ
2008
ライラの冒険 黄金の羅針盤
感想☆☆☆☆ フィリップ・フルマン 小学館
「黄金の羅針盤」が映画化され、
もう封切ですね。
原作の「黄金の羅針盤」は
500ページを超す大作ですが
ギリギリ間に合いました。
「ライラの冒険シリーズ」は
3冊とも分厚いんですが、読破したいですね。
◆ライラの冒険 黄金の羅針盤の山場
一番の読みどころは、
コマーシャルでもよく出てくる鎧を着た熊ですが、
イオレク・バーニソンといって、
かなりイカしたキャラクターですね。
このクマが戦う場面がいろいろあるんですが、
映像はすごいだろうなあ、という迫力を感じます。
◆ライラの冒険 黄金の羅針盤のあらすじ
ダイモンという動物の形をした精霊が
人間と一緒になっている世界で、
イギリスのジョーダン学寮に住むライラ。
アスリエル卿という大金持ちが北極で体験した
不思議な出来事を盗み聞きしてしまった頃、
子供たちの誘拐事件が近くでわきおこる。
友人、ロジャーがさらわれたライラのそばに、
謎の美女、コールター夫人が現れ、
ライラは一緒に寮を出ていくが、
その時に、学寮長から渡されたのが
黄金の羅針盤だった…という展開です。
旅先でいろいろな事件に巻き込まれるんですが、
やっぱりイオレク・バーニソンが一押しですね。
この熊の個性が本当にすごくよくできています。
人間ならば、二コール・キッドマン演じる
コールター夫人がファンタジーでは異色の存在感です。
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2007
ハリー・ポッターシリーズの最終巻、
「ハリー・ポッターと死の秘宝」の予約受付が
ついにアマゾンでも始まりましたね。
英語版を読みこなす気力もなく、
(あの厚さは手が出せません…)
つい予約に流れてしまいました。
2008年7月23日発売で、
上下巻セットで3,990円だそうです。
ハリー・ポッターシリーズをアマゾンで予約すると、
ブックカバーの特典がついてきていましたが、
今回の「ハリー・ポッターと死の秘宝」予約受付では
また何か予約特典があるのかしら???
7月23日がとっても楽しみです。
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2007
感想☆☆☆ 高島哲夫 文芸春秋
ついに映画公開された
「ミッドナイトイーグル」。
大沢たかおさんと、竹内結子さんの主演で
撮影がすすんでいるようです。
(竹内結子さんの初アクションで注目されていますが、
玉木宏さんの出演も気になります)
ステルス爆撃機「ミッドナイトイーグル」を巡る
暗躍が楽しめました。
◆ミッドナイトイーグルの山場
一番の読みどころは、
西崎・落合の命がけの冬山登山でしょう。
西崎の場面の迫力は、吹雪の冬山という
シチュエーションによる部分がかなりあります。
映画では、白一色になるシーンですが、
迫力ある場面になっているみたい。
そして、男の苦渋の決断が最後に光ります。
◆ミッドナイトイーグルのあらすじ
以下、ネタバレアリです。
戦場で活躍したカメラマン、西崎勇次は
北アルプス登山中、謎の光を見る。
怪しんだ西崎は友人の新聞記者、落合信一郎と
真相を確認するため猛吹雪の雪山に臨む。
一方、西崎と別居中の妻、有沢慶子も、
福生の米軍基地で起きた侵入者殺人事件を
フリー記者として追い続けていたが、
2つの出来事は徐々に結びついていく。
実はステルス爆撃機「ミッドナイトイーグル」には
核が乗っていて、この核奪取を目指して、
北朝鮮の戦闘部隊が日本に潜入していた。
西崎は核を守るため、全力を尽くし、
最後にある決断をする…
という展開です。
東京と北アルプスの二元展開を
無理なくつなげています。
ラストがすごすぎる原作ですが、
映画ではどうなっているかなあ。
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2007
今日もベランダで
-ふじのはるかのスローガーデニングライフ-
感想☆☆☆☆ ふじのはるか ぶんか社
ガーデニングをわかりやすく
紹介しているエッセーは
たくさんありますが、
「今日もベランダで」は
ガーデニングコミック。
ちょっと別の話もありますが
ほとんどが「クリスマスローズ」。
今から栽培するとちょうどいい時期になる
冬の花、クリスマスローズに興味が湧きますね。
◆「今日もベランダで」のいいところ
クリスマスローズを生産農家
つまり、ナーセリーまでいって
気に入ったクリスマスローズを探しています。
そして、愛好家の会「ヘレボルス倶楽部」に
入会してどんどんのめりこんでいきます。
好みの種類の紹介もあって、
とっても楽しそうな感じが伝わってきます。
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2007
カシオペアの丘で
感想☆☆☆☆☆ 重松清 講談社
カシオペアの丘、は
4人の幼馴染が将来の夢をちかった場所。
紅一点のミッチョ、
街の有力者の御曹司のシュン、
しっかりもののトシ
お調子者のユウ。
北海道を舞台に、
4人の幼馴染の30年後が
紹介されています。
モデルの街は、破綻で有名になった夕張でしょうか。
ユウがとってもいい味を出していて、
かなり泣かせる話になっていて。
幼馴染の友情っていいなあ。
◆「カシオペアの丘で」のあらすじ
元は炭鉱の町だった北海道・北都は、
炭鉱の犠牲者を慰霊する
北都観音が街を見下ろす街だった。
30年前に、4人の幼馴染が「いつか遊園地に」
と誓ったカシオペアの丘には、
本当に遊園地ができていた。
園長は車椅子になったトシで、
ミッチはトシと結婚していた。
一方で、炭鉱の町を支配していた“倉田”を嫌った
シュンは東京に出て、街を去っていた。
そして、ユウも東京でテレビの仕事に。
しかし、40歳を前にしてシュンはガンにかかっていた。
シュンは妻の恵理と息子の哲生をつれて、
30年ぶりに北都に帰郷する…。
大学時代を共に東京で過ごしたミッチとのこと、
炭鉱の火事で救助に向かったトシの父を見殺しにした
倉田の総帥、倉田千太郎との確執など、
秘められた思いを全て確認するために…
死を目前にした闘病と、
幼馴染との友情という大きな軸の背景に、
「許し」というテーマがある気がします。
街に対して、そして、自分の人生に対して…
◆「カシオペアの丘で」の気になる言葉
27 人間ってさ、人生をやり直すことはできなくても、楽しかった頃に戻ることぐらいはできるよ、絶対に
275 ゆるしを乞うっていうのは、こんなにも悲しいものなんですか
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