気になる本とモノ
2007
考えないヒント
評価☆☆☆ 内藤薫堂 幻冬舎
放送作家の小山さんがアイデアの出し方を
実体験に基づいて紹介しています。
日光金谷ホテルのアドバイザーとか、
ワイン味の金平糖とか、
企画アドバイザーのようなこともしているんですね。
放送作家だけでなくて、
企画を通じて直接、社会につながることもしているんですね。
また、小山さんが書いた『フィルム』という小説がありますが、
その小説のネタバレがたくさんあります。
二つ一緒に読むと、小説のアイデアの活かし方が
よく伝わってきますね。
◆「考えないヒント」のあらすじ
あまり筋らしい筋がないので、
ビジネス版エッセーという展開ですね。
第1章 考えるけれど、考えない
第2章 アイデアは化学反応
第3章 アイデアの種はここにある
第4章 偶然力を鍛えよう
第5章 アイデア体質のつくり方
という章のタイトルを読んでも繋がらない感じでして。
放送作家、という自由業の横顔が分かるかも。
◆「考えないヒント」の気になる言葉
20 ありとあらゆる仕事について、どうすればもっとよくなるのか、考えて「テコ入れ」しているんです。「勝手にテコ入れ」習慣、アイデア体質をつくる一番のトレーニングです。
33 個人の意識をまず変えなきゃいけない。そのためにはどうしたらいいのか。そこで考えたのが、名刺を作りかえることでした。
38 いかにお金をかけずにPRするか
42 お金をかけて広告をする以上は、やはりお金が生きるような広告の出し方を考えるべきです。
48 自分を第三者の立場においてみると、つまずいている原因がちっぽけなことだと気づくとか、いいアイデアが浮かぶことが多い。
55 「自分がしたい事」、つまりは「志事」や「私事」なんです
62 イタリアのピネッティ社の大判のノート
86 自分のつくった企画を、向こうが面白いと思うか、面白くないと思うか、最後はやはりそこで決まるんだ
95 漆芸中島の江戸八角箸…一万五千円らしいが、なかなかいい箸です
101 新しい仕事を始める三つの条件 「それは誰かがやっていないか。すでにもうほかの人が同じことをやっているのではないか」 「それは誰を幸せにするか」 「それが自分にとって面白いか」
104 「名刺になる仕事」と「お金をもらうための仕事」とを、分けて考えていたかもしれない。
122 「オレ、最近、自分に負けているな」と思うのは、新しいことをやっていないときです。
146 名前で仕事ができるようになるまで、徒弟修業みたいな期間が必要だ
185 そのミッションで一番大切なことをまず見極めて、それを成就させるためにどうすればいいかを自分なりにつかむ。いいアイデアというものは、その上に成り立つものだ
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