気になる本とモノ
読書した本や気になるモノの記録です。
あらすじとお気に入りの言葉をまとめる
メモブログなのでネタバレあります。
2007
泣き虫しょったんの奇跡
-サラリーマンから将棋のプロへ-
評価 ☆☆☆☆ 瀬川晶司 講談社
感想文の書きやすさ ☆☆☆☆☆
今年2007年の課題図書。
一度はあきらめたプロ棋士の道をあきらめず、
日本将棋連盟に嘆願書を提出して、
プロ棋士との試験対局でプロから3勝を上げて
プロになった瀬川さんの半生記。
今年の青少年読書感想文全国コンクールの
高等学校の部では一番書きやすい本でしょう。
◆「泣き虫しょったんの奇跡」のあらすじ
地味な小学生だった著者が
小学校の恩師、五年九組の担任、苅間澤大子先生、
向かいに済んでいた幼馴染、渡辺健弥くん
そして、近くの将棋センターの指導などで
中学生の全国将棋大会で優勝する。
しかし、優勝できずに将棋から決別した渡辺君と
棋士を育てる奨励会に入会した僕の運命は
決定的に分かれてしまう。
そして、三段に上がってから停滞を続け
年齢制限である26歳までに
プロの条件である四段に昇格できなかった。
「なぜもっとがんばらなかったんだ。時間は、ありあまるほどあったのに。
こんなことになるなら、もっとがんばればよかった」
という激烈な思いを抱きつつ、プロの世界を去る。
しかし、再び将棋をはじめて全国アマ大会に出場。
次々とプロ棋士を破り、ついには八段という高段者も破る。
日本将棋連盟にプロになれる門戸解放を陳情し、
ついに、プロとの試験対局で3勝を上げて、
プロになるという念願の夢を実現します。
◆「泣き虫しょったんの奇跡」の感想
奨励会というあまり知られていない世界を
プロになれなかった、いわば敗者から描いた
とても珍しい本です。
そして、プロ棋士になるための厳しさ、
棋士になるために支え続けてくれる周囲の優しさ
などひしひしと伝わってきます。
だが、一番の読み所はさまざまな強さではないでしょうか。
「将棋の強さとは一通りではないのかもしれない」
と気づいた著者は、社会人、そしてアマという経験を生かして
八段というプロ中のプロを破ることができました。
「5三桂」
アマを経験したことが新たな強さとなった
この一手がプロへの道を開いたように思いました。
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◆「泣き虫しょったんの奇跡」からの気になる言葉
21 会ったこともない人たちの前に自分の姿をさらし、熱烈な期待も、無責任な批判もすべて受け入れる。それがアマチュアとは違うプロの義務なのだ。
64 健弥くんのほうは僕を「しょったん」と呼んでいる
218 将棋を一生かけて窮めていくことは、なにもプロだけの特権ではないのだ
233 コンピュータなにいざ知らず、実力に大差ない人間どうしが勝負するとき、勝敗を分けるもっとも大きな要素は、プレッシャーがあるかどうかなのだ。
237 将棋の強さとは一通りではないのかもしれない
335 僕はふと、とても奇妙な一手を思いついた。それはとても素朴な、というよりむしろ素人くさい手だった。将棋に精通していればいるほど、ありえないと一笑に付すような手だった。将棋に精通していればいるほど、ありえないと一笑に付すような手だった。-だが局面を見れば見るほど、その手しかないように思えてくる。
-サラリーマンから将棋のプロへ-
評価 ☆☆☆☆ 瀬川晶司 講談社
感想文の書きやすさ ☆☆☆☆☆
今年2007年の課題図書。
一度はあきらめたプロ棋士の道をあきらめず、
日本将棋連盟に嘆願書を提出して、
プロ棋士との試験対局でプロから3勝を上げて
プロになった瀬川さんの半生記。
今年の青少年読書感想文全国コンクールの
高等学校の部では一番書きやすい本でしょう。
◆「泣き虫しょったんの奇跡」のあらすじ
地味な小学生だった著者が
小学校の恩師、五年九組の担任、苅間澤大子先生、
向かいに済んでいた幼馴染、渡辺健弥くん
そして、近くの将棋センターの指導などで
中学生の全国将棋大会で優勝する。
しかし、優勝できずに将棋から決別した渡辺君と
棋士を育てる奨励会に入会した僕の運命は
決定的に分かれてしまう。
そして、三段に上がってから停滞を続け
年齢制限である26歳までに
プロの条件である四段に昇格できなかった。
「なぜもっとがんばらなかったんだ。時間は、ありあまるほどあったのに。
こんなことになるなら、もっとがんばればよかった」
という激烈な思いを抱きつつ、プロの世界を去る。
しかし、再び将棋をはじめて全国アマ大会に出場。
次々とプロ棋士を破り、ついには八段という高段者も破る。
日本将棋連盟にプロになれる門戸解放を陳情し、
ついに、プロとの試験対局で3勝を上げて、
プロになるという念願の夢を実現します。
◆「泣き虫しょったんの奇跡」の感想
奨励会というあまり知られていない世界を
プロになれなかった、いわば敗者から描いた
とても珍しい本です。
そして、プロ棋士になるための厳しさ、
棋士になるために支え続けてくれる周囲の優しさ
などひしひしと伝わってきます。
だが、一番の読み所はさまざまな強さではないでしょうか。
「将棋の強さとは一通りではないのかもしれない」
と気づいた著者は、社会人、そしてアマという経験を生かして
八段というプロ中のプロを破ることができました。
「5三桂」
アマを経験したことが新たな強さとなった
この一手がプロへの道を開いたように思いました。
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◆「泣き虫しょったんの奇跡」からの気になる言葉
21 会ったこともない人たちの前に自分の姿をさらし、熱烈な期待も、無責任な批判もすべて受け入れる。それがアマチュアとは違うプロの義務なのだ。
64 健弥くんのほうは僕を「しょったん」と呼んでいる
218 将棋を一生かけて窮めていくことは、なにもプロだけの特権ではないのだ
233 コンピュータなにいざ知らず、実力に大差ない人間どうしが勝負するとき、勝敗を分けるもっとも大きな要素は、プレッシャーがあるかどうかなのだ。
237 将棋の強さとは一通りではないのかもしれない
335 僕はふと、とても奇妙な一手を思いついた。それはとても素朴な、というよりむしろ素人くさい手だった。将棋に精通していればいるほど、ありえないと一笑に付すような手だった。将棋に精通していればいるほど、ありえないと一笑に付すような手だった。-だが局面を見れば見るほど、その手しかないように思えてくる。
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