気になる本とモノ
2007
評価 ☆☆☆ 柳生慎吾 NHK出版
ガーデニングで仕事が分かる度 ☆☆☆
NHKのガーデニングの番組
「きょうの園芸」で司会をしている柳生真吾さん。
その柳生さんが25人の自然を愛する人と
対談した記録をまとめています。
自然との付き合い方はいろいろあるんですね。
◆「柳生真吾と25人の達人」のあらすじ
「園芸の達人」
「ものづくりの達人」
「美の達人」
「自然と遊ぶ達人」
と分かれて紹介されています。
「きょうの園芸」開始時から登場している江尻光一さんや
ベランダーのいとうせいこうが登場する
「園芸の達人」が一番読み応えがありますが、
2章以降もなかなか楽しめます。
映画監督の宮崎吾朗さんとか、
野口健さんとか有名人も多いんですが、
柳生さんが昔から知っている人との対話の方が
リラックスして深い話が出ているように感じます。
◆「柳生真吾と25人の達人」の気になる言葉
25 年とってくると、自分は人生であと何回サクラが見られるんだって思う。あれはカウントダウン装置なんだよ
45 鉢植えで一つずつ育てるよりも、寄せ植えにしたほうが競争し合うからずっと成長がいいんだよ
50 葉緑素は定着しないんです。だから、緑色を出すときは必ず、黄色と藍の二色をかけて染めるんです。
71 マツほど広範囲に見られる植物は、あまりない。
87 春の山菜の独特の苦味は、冬から春になって体が変化をするための起爆剤になるんだそうです。-中東久雄
90 シラカバがあると林が明るくなりますね 那波多目功一
97 夏は葉っぱに水分がたくさんあるからモサモサした音ですが、秋が近づくにつれサワサワと聞えてくる。水気がなくなって、乾いた音になるんです。-冬になるともっと水分がなくなて、カラカラした音になる。-柳生真吾さん。八ヶ岳のふもとはこういう感じらしいです。
114 タバコは男性用コロンに欠くべからざるものなんです。
117 バラ、ジャスミン、ドイツスズラン、ライラック、スミレ、ガーデニア(クチナシ)の香りを「六大花香」と言います-中村祥二
183 まわりの都合に合わせて生きていくには、人生はもったいなさすぎる。-秋山豊寛さん
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