気になる本とモノ
読書した本や気になるモノの記録です。
あらすじとお気に入りの言葉をまとめる
メモブログなのでネタバレあります。
2007
赤い指
感想☆☆☆ 東野圭吾 講談社
久しぶりに東野圭吾さんよみました。
「赤い指」は大きなヒントなんですが、
高齢化というテーマを
きちんと織り込みつつ、
人間の哀しみにきっちり踏み込んでいます。
中年男性が主人公なんですが、
家庭内で陰が薄い男性が、
追いつめられて…
推理の部分は弱いんですけれど、
きちんと最後まで読ませますね。
◆「赤い指」の気になる言葉
16 急ぎの仕事があるわけでもないのに残業をするのは、家に早く帰りたくないからだった。帰宅したところで疲れた身体を休められる状況ではない。身体だけでなく、精神まで余計に疲れるだけだった。
247 あの赤い指です
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◆「赤い指」のあらすじ
さえないサラリーマン前原昭夫は
気の強い妻、八重子と長男、直巳とともに、
母、政恵と同居している。
直巳が七歳の少女を殺してしまったが、
八重子に押し切られ、擬装をはかる。
実は、痴呆気味の母親の犯罪にしてしまおう、
という話だったのだ。
一方、捜査一課の松宮は、
親戚で所轄刑事の加賀と捜査するが、
加賀が前原に当たりをつけ、
さらに、擬装も見抜く。
実は、政恵の痴呆は仮病であり、
自分が犯人にされないように、
赤い唇である細工をしていたのだった。
犯人を捕まえた後、松宮は加賀の父、正隆を看取る。
実は、独りで死のうと決めた正隆から
息を引き取るまで、絶対にそばに寄るなと
言われ、約束を守っていたのだった。
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