気になる本とモノ
2007
しぐさで勝つ!ビジネス心理術
評価☆☆☆ 内藤誼人 ソフトバンク クリエイティブ
最初にビジネス心理についてのクエスチョン
「握手する時、手は上下どちらから出しますか」
これだけでじつはすごいネゴの焦点なんです。
行動心理学を応用した、さまざまなビジネス書が
最近、出版されていますが、この本は、
ボンジュール クボさんのイラストが
見開きで入っていて、分かりやすさは一番。
「ビジュアルでわかるパワープレイのすべて」
というサブタイトルの通り、
職場の交渉やプレゼンで
営業のネゴシェーションでなぜか位負けする、
相手のペースにはまってしまう、という人。
意外なところで勝負がついてしまうんです。
◆「しぐさで勝つ!ビジネス心理術」のあらすじ
仕草の重要性を総合的に紹介するのは
第1章「理論+相手のサインを見抜け!!」。
アメリカの心理学者たちの実験成果を交えて
注意すべき仕草や、
言葉と仕草の関係性、
さらに、仕草が与える心理的な影響をまとめています。
しかし、本当に役立つのは第2章「実戦編」
ビジネスの場でみられるチョッとした仕草が
どう影響するか、具体的に分かります。
最初の握手の答えも出てきますので、
この後、注意して読んでください。
◆「しぐさで勝つ!ビジネス心理術」の気になる言葉
10 勝負は最初の30秒。人を見抜くために要する時間は、30秒で十分という実験結果がある
12 言葉の内容に集中した人よりも、体の動きや仕草に注意するようにあらかじめ頼まれていた人ほど、嘘をよく見抜けた
24 “結婚満足度の高い夫婦はどのような共通する特徴を持っているか”を調査したところ、一番重要なのは“相手の非言語的手がかりを読み解く能力”
28 人は、その場にもういたくないとき、自然と足のつま先が出口のほうを向く
42 握手 相手を心理的に威圧して優位に立つならば、手を上から差し出すのが正解である。
48 本当のことを話すとき、人はゆっくり話し、嘘をつくときは早口になる
52 足を開いてどっしりと座っていると、「この人は堂々として、押し出しのいい人だなあ」という印象を、相手に与えることができる。
54 前に乗り出す姿勢は、ヤル気の表れ。-セールスの基本姿勢は、前傾20度
60 手を大きく広げたほうが説得力を増す
64 相手の目線よりも自分の目線のほうが高くなるようにすれば、相手を心理的に威圧することができる
72 強いストレスを感じるとき、あるいは後ろめたいことをするときに、体をかきむしりたくなるらしい。
78 モノをギュッと握るな-モノを握りしめる動作をすると、「この人は不安っぽい」というイメージを振りまく
84 テーブルの上にパンフレットを広げまくれ どちらが、どの程度専有しているかで、相手とのパワーバランスが決まる
92 相手の話を拒絶したいときは、ゆっくり首を左右に振りながら聞け
↑読んでいただいてありがとうございました。
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